もともとは、男性と女性が2人でデートする時のことをツーショットと呼んでいたことから、2人で電話するものとしてツーショットダイヤルと呼ばれました。
当初はQ2(キューツー)という、有料の電話情報番組の料金をNTTが代理徴収するサービスをつかって、男女が通話できるサービスでした。
当時は、エロ本に載っているこういう番号に中学生などがいたずらでかける遊びがあったり、その結果高額の電話料金請求が来ては親に怒られる、という問題が発生したりしていました。勝手に友達の家などでかけられた場合最悪ですね・・
喋るサービスだけではなく、ただひたすらエロボイスが延々と流れるだけのサービスでも、1分ごとに約100円ずつくらいのペースでチャリンチャリン課金され、それをNTTが代理徴収してくれるという、最盛期は最高のビジネスだったと思います。
その結果、当然番組側は宣伝しまくりますね。宣伝してお客さんが増えればそれだけ儲かった時代なので、それこそ爆発的に街中でツーショットダイヤルの案内を見かけた時代でした。
ティッシュ配り、雑誌、レディースコミック(女性向けの広告として)、ピンクチラシなど非常に多岐に渡って宣伝されていました。
今ではほとんど見かけることはありませんが、町中の電柱に立て看板がたてられていたこともありましたね。
やがて女子高生たちの売春の温床となり、社会問題化しました。
となると、当然法規制が進みます。店舗型のテレクラがまず規制され、無店舗型のサービスが増えていき、伴って利用者も少なくなっていき、さらにはインターネットの登場により援助交際などの利用者も出会い系サイトへと流れ、ますます利用者は減っていったのです。